デジカメ選びの最重要項目は画素数ですが、以前と比べてそれほど重要視する必然性はなくなっています。というのも、今や700万画素は当たり前、ハイエンドクラスでは1000万の画素を実現した機種も登場しているからです。「頻繁に大判印刷を行う」というのでなければ、それほど画素数に神経質になる必要はないでしょう。

最近は10倍程度の光学ズームを搭載する機種が増えてきました。言うまでもなく、光学ズームの倍率が高ければ高いほど、被写体をアップで狙うことができます。ただし、その代わり、カメラ自体の重量が重くなる、値段が高くなる、光学ズームを使用する際には手ぶれが発生しやすくなる、という問題が発生します。ご自分の撮影目的を明確にして選ぶ必要があります。

最近は広角レンズを売りにするデジカメが増えてきました。広角レンズを搭載していると、同じポジションからでも、広い範囲を撮影できるようになり、風景写真や集合写真で威力を発揮します。ただし、周辺部分のゆがみが大きくなるので、注意が必要です。

多くの機種に手ぶれ補正機能が搭載されるようになっています。「光学式手ぶれ補正」と「高感度対応補正」の2種類が存在します。それぞれ特徴があるため、購入を検討しているデジカメがどちらの方式を採用しているのかを確認するようにしてください。